isCGM(FreeStyleリブレ)の活用|永島メディカルクリニック|さいたま市見沼区の内科、糖尿病・内分泌内科

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isCGM(FreeStyleリブレ)の活用

isCGM(FreeStyleリブレ)の活用|永島メディカルクリニック|さいたま市見沼区の内科、糖尿病・内分泌内科

isCGM(間歇スキャン式持続血糖測定器)|FreeStyle リブレとは

isCGM

FreeStyleリブレ(以下リブレ)は、アボットジャパンが販売する機器で、正式名称を間歇スキャン式持続グルコースモニタリングと言います。リブレは、腕に装着するセンサーを用いて血糖値の変動を持続的にモニタリングできる機器です。従来の指先からの採血とは異なり、センサーが皮膚下の間質液から血糖値を読み取り、リアルタイムでデータを提供します。糖尿病治療に多く用いられており、当院でも使用しています。

糖尿病の治療では、高血糖と低血糖を避けて血糖変動の幅を適正な範囲に安定させることが非常に重要です。急激な血糖の上がり下がりは動脈硬化を促進させ、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高めるからです。

今までの自己血糖測定器は、その時の血糖値を調べて”点”として見ていましたが、リブレでは”血糖の変動(トレンド)”として見ることができます。

引用:abott社HPhttps://www.myfreestyle.jp/hcp/products/freestyle-libre2/overview.html

糖尿病の管理において、血糖値の変動を正確に把握することは極めて重要です。血糖変動の幅が大きいか小さいか、夜間に低血糖が発生していないか、食後にどの程度血糖値が上昇するかを評価するためには、適切な測定が欠かせません。

従来の自己血糖測定器では、指先に針を刺して少量の血液を採取する必要があります。これは正確な血糖値を測定できる一方で、痛みや測定の手間が伴い、これが多くの患者さんにとって大きな負担となっています。

一方、FreeStyleリブレは500円玉ほどのサイズのセンサーを上腕の後ろに装着するだけで、皮下間質液中のグルコース濃度を測定・記録します。専用のリーダーやアプリをインストールしたスマートフォンで、現在のグルコース値や過去8時間のセンサーからの血糖の情報をトレンドで確認することができます。一度装着すると、センサーは14日間連続して記録が可能です。これにより、より手軽にグルコース濃度を把握できるようになります。

ただし、間質液中のグルコース濃度は実際の血糖値と異なる場合があります。FreeStyleリブレの測定結果と実際の症状が一致しない場合や、測定結果に疑問がある場合は、自己血糖測定器を使用して確認することが重要です。

Freeスタイルリブレの特徴

連続的に血糖測定を行えます

Freeスタイルリブレは24時間、リアルタイムで血糖値を測定します。これにより、血糖値の変動を詳細に把握することができ、インスリンの投与や食事の管理をより効果的に行うことが可能です。

指先採血が不要です

センサーを腕に装着するだけで、指先からの採血が不要となります。これにより、痛みや不快感が大幅に軽減され、血糖測定への心理的抵抗も減少します。

簡単な使用方法

センサーを腕に装着し、リーダーやスマートフォンアプリに自動的に血糖値が表示されます。センサーは14日間連続使用可能で、装着も簡単です。

データを視覚的に確認できます

測定データはグラフやチャートとして視覚化され、血糖値のトレンドやパターンを一目で確認できます。これにより、自己管理が容易になり、医療従事者とのコミュニケーションもスムーズに行えます。

アラート機能つき

高血糖や低血糖のリスクがある場合にアラートを設定することができ、緊急時の対応を迅速に行えます。

当院では、糖尿病専門医の指導のもと、インスリン製剤を1日1回以上自己注射している方に対してFreeStyleリブレの使用を推奨しています。インスリン製剤を使用されていない方でも自費にてご提供しております。

興味のある方や詳しい情報を知りたい方は、ぜひ外来でご相談ください。当院では、皆様の健康管理を全力でサポートいたします。

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